「フォックスブラザーズ」から秋冬物ツイードジャケッティングコレクション「フォックスツイード」のご紹介。豊富な色柄を取りそろえたので二つに分けることにいたしました。 「フォックスブラザーズ」の「フォックスツイード」は近年珍しいブリティッシュウールで織り上げた、英国ツイードの代表ジャケッティングコレクションになりました。近年ソフトで軽いオーストラリアンウールを使用するのが主流ですが、時代に逆行した確かな「タウン&カントリー」ツイードジャケッティング地。質実剛健でありながら、英国紳士のカントリーライフを彩るジャケット地として、英国本国は勿論のことそんなカントリーライフに共感が持てる本当のツイード地です。イングランドの厳しい気候のムーア(荒野)で鍛えられた羊の毛をしっかり紡ぎ、フォックスブラザーズの本拠地サマセット周辺の豊かな自然のカラーを用い、同所が誇る歴史的なアーカイブからセレクトした色柄へと織り上げました。パターンはベーシックな「ヘリンボーン」「カルゼ」「グレンチェック」etcと豊富に色柄を取りそろえました。様々なカラーのウール、コットンパンツとのマリアージュを楽しむのも愉しい、「タウン&カントリー」ツイードジャケッティングコレクション。あなたにきっと気に入っていただけることを確信いたします。 |
「ピンチェック」
「ピンヘッド」ともいう。やや「オートミール」に似た「ピンチェック」。ピンの頭を並べたような、一見無地のようにも見えるごく小さな格子柄のことを言います。「タイニー・チェック」「ミニチュア・チェック」ともいい、和名では微塵格子(みじんごうし)にあたる。細かい格子なので遠目で見ると、うっすらとソフトに柔かく見えるため、レディースのソフトなイメージのツイードジャケットにも最適なパターンです。 |
「ヘリンボーン」
「ニシンの骨herringbone」に似ている織りで、日本では「杉」に見立てて「杉綾(すぎあや)」。仏語では「屋根の垂木(たるき)」を想像して「シェブロンChevron」の名がある。 |
「ダイヤゴナル」
「ダイヤゴナル」とは?「斜めの、対角線の」という意味で、約45度のはっきりした綾目のある綾織物。畝のはっきりした右綾(綾が右上に伸びる)の毛織物で、やや毛羽があるツイードらしい無地パターン。ツイードジャケット地らしく綾が強く、カントリージャケットには最適な、無地のジャケット地。 |
グナカート・チェック
グレンチェックともいう。スコットランド北部インバネス州の「アーカート渓谷」で織られていたことから名づけられたチェック柄。細かな4種類の格子柄が大きな格子柄を形成している。今回のグレンチェックは単色のグレンチェックのカラーを豊富にそろえました。色々なカラーのグレンチェック柄でツイードジャケット地をお選びください。 |
フランネルとは?
「フラノ」と呼ぶことも多い。トップ糸使いで霜降りの「グレー・フランネル」に象徴される、スーツの代表的素材です。平織りや綾織りをゆるく織って縮絨(しゅくじゅう)をかけて、片面が両面に起毛し、柔らかな薄手毛織物に仕上げます。弾力性があり保温性が高いです。このようなフランネル独特の柔らかく滑らかな仕上げを「フランネル仕上げ」といいます。本来は紡毛織物でありますが、日本では梳毛(そもう)が一般的です。「梳毛フラノ(ウーステッド・フランネル)」とも言います。似たような起毛ウールに「サキソニー」と「メルトン」がありますが、その中間的なイメージです。サキソニーは折り目がうっすら見えますが、フランネルは見えません。「メルトン」は薄毛で柔らかいです。フランネルは18世紀頃に英国のウェールズWALESで創織され、「ウェルッシュ・フランネル」と呼ばれ、婦人の肌着として用いられたのが始まりとされます。 |