「カチョッポリ」の「コットン&ベルベット」から「コーデュロイジャケット」「コーデュロイスーツ」に使用される「コーデュロイ」コレクションのご紹介。「Velvet(ベルベット)がキテる!!」というナポリメンズが揃えた柔らかいコーディロイは、使いやすい色味のラインナップ。今シーズンはコーデュロイの畝(うね)の幅を3種類取りそろえました。イタリアのしかも「ナポリ」のコーデュロイなのでどこの「コーデュロイ」よりも色鮮やかで光沢があり、一見エレガントさも感じられる「コーデュロイジャケット」「コーデュロイスーツ」になることでしょう。この冬、皆様のクローゼットに加えていただけたらつい着てしまうお助けアイテムになること間違いなしです |
「コーデュロイジャケット」「コーデュロイスーツ」に使用される、「畝(うね)コール」は一番細い「ピンコール」が一般的。畝も細いので柔らかく、軽量のジャケットやビジネスにも使用なさる「コーデュロイスーツ」に仕立てるには、こちらがお薦め。さりげない「コーデュロイジャケット」には最適です。 |
こちらは、ストレッチ素材を入れた、畝の太さも中くらいの「ミディアムコール」。身長の高い方には最適で、タイトに仕立ててもストレッチ効果があるのでコットン独特のタイト感を感じられず、着心地抜群です。 |
「カチョッポリ」「ジャケット」コレクションの中でも一番綾の太いものを「鬼コール」とか「エレファント・コール」と呼ばれる珍しいコーデュロイ。非常に個性的でワイルドなイメージをさせるコーデュロイジャケットをご要望の方にはぴったりのマテリアル。イタリーはナポリらしく色彩豊かな商品です。ジャケットはもちろんのこと、スーツにしてもとてもおしゃれなコーデュロイスーツになります。 |
なんといっても【コーデュロイジャケット】はビジネスというよりも、私はよりカジュアルにアウトドア風に着てもらいたいですね。せっかくのコーデュロイでの【オーダージャケット】なんだから、肘に一般的なエルボウパッチなんか付けて、いかにも実用的でタフな感じで「カントリー風」に仕立てるのもこの【コーデュロイジャケット】のおしゃれな仕立て方。この生地で【ノーフォークジャケット】や衿にストロータブをつけた【タブカラージャケット】の【オーダージャケット】なんていうのもいいですよ。ずいぶん古い映画ですが、「卒業」という約50年以上前の映画で「ダスティン・ホフマン」が肘あてのエルボウパッチをつけて【コーデュロイジャケット】を着ていたな・・・。ジャケットの着こなしはネクタイなんか締めずに洗いざらしのボタンダウンシャツにサキソニーかフラノのトラウザースというシンプルな組み合わせが一番好ましいでしょう。そしてここ最近の傾向は、、クラシカルなイタリー調のデザインで芯地を薄くしてノーパットでカーディガン風に軽量に仕立て上げるのも多い傾向です。「カントリー風」の「コーデュロイジャケット」にするか「イタリー調」の「カーディガンジャケット」にするかはお客さまのご希望次第。 コーデュロイとは? 英国調のカントリージャケットとして知られる、たて畝(うね)の起毛した綿織物で、丈夫で保温性・吸湿性にも優れている。「コール天」ともいう。別珍(べっちん)と同じパイル織りで、組織は綾織りと平織りがある。よこ糸にパイル糸の2種類の糸を織り込み、パイル糸を切って毛羽を出す。織り上げてからパイル糸のカッティングやブラッシングなどの仕上げに技術を要する。畝数(うねかず)は1p(2.54p)に1〜22本区等で、畝の太さにより、別名「エレファントコール」という「極太コール」「太コール」「中コール」「細コール」「微塵コール」「ピンコール」などと呼ばれ、畝数の太さによって雰囲気が変わるので、お好きな畝の太さで仕立ててもらいたいです。コーデュロイの毛羽には方向性があり、撫でると毛羽が寝た状態になるのを「撫で毛」といい、色が白っぽく見える。毛羽が立った状態になるのは「逆毛(さかげ)」といい、色が濃く見える。この効果を切り替えなどで活かしてデザインに効果を出すことも多く、当店ではジャケットを仕立てる場合にはお客様に「撫で毛」にしますか「逆毛」で仕立てますか?と伺います。私が昔、洋服屋の家を継いだ頃の約40年前前後は、「撫で毛」で仕立てる場合が多かったようですが、ここ最近の主流は、生地の表面が立ちやすく「色にむらがあるように、ジャケットの見え方が味が出る雰囲気になる」「逆毛(さかげ)」が主流となり、一般的には「逆毛」で仕立てる事をお勧めしております。 |
「コーディロイジャケット」「コーデュロイスーツ」に使用されるコーデュロイの語源は仏語の「corde-du-roi王様の畝(または綱)」とされ、類14世紀(在位1643〜1715)の召使いの制服に綾織物者から献上されたこの素材を用いたことが始まりとされます。あるいは「cord(コード)+duroy(デュロイ:かつて英国で織られていた粗い紡毛織物」の説などいくつかあります、「コール天」の名はビロード“漢字表記は天贋絨(てんがんじゅう)”によく似た畝(コード)のある織りということから、検事の一文字をとって呼ばれる様になったともいわれる。「コーデュロイ」はイタリアからフランスに伝えられるようになりました。日本では明治の中頃に輸入コーディロイで作った履き物の鼻緒(はなお)が人気を博したため、輸入品を見本に国産の施策が始まり、明治27年(1894)製造が開始されている。現在、国内の別珍(べっちん)やコーデュロイの90%以上の生産が静岡県磐田市福田地区で占められている。 |
Caccioppoli(カチョッポリ社)の歴史 1900年初頭 ビンセンゾ・カチョッポリは二人の兄(ラファエロとサルバトーレ)と商売の販路を拡大するためナポリを離れ、南米コロンビアのボコタに移住いたしました。 そしてボコタのアルマチェンイタリア(イタリア人街)といわれる街の公共広場の一角にカチョッポリ社を設立し、織物で有名なビエラ(イタリア)やニューヨーク撚り服地を輸入し販売を始めました。しかし、第一次世界大戦後、世界中が混沌としていたのでビンセンゾと二人の兄はイタリアのNaporiに帰郷するすることにし、現在カチョッポリ社のあるニコラ・アモレ広場に店をオープンしました。現在ビンセンゾの子供達(コシモとアントニオ)もカチョッポリ社に参画して、ファミリービジネスを大きく展開しています。Naporiにカチョッポリ社を設立してから、ナポリの町にとどまらずイタリー国内は元より、全世界へ高級服地を販売してきました。カチョッポリ社では独自の企画で、ハイセンスのデザインを織物工場に提供しカチョッポリ社だけの高級服地を製造販売しています。また、イタリアの織物工場だけでなく、多くの優れたイギリスの織物工場からも服地を買い付けて品揃えの充実を図っています 現在、イタリアの多くの洋服店・世界各国の服地卸商を顧客として、幅広く展開しています。また、ローマ法王、ヨーロッパ貴族、各界セレブ等の顧客を持っている有名なデザイナーの方達にも高品質服地を提供しています。 |