1846年創業の歴史あるカントリー服地マーチャント、「ダブリュービル」。以前からある「クラシックシェットランドツイードコレクション」の他に、新たに「ビンテージシェットランドコレクション」を追加。以前の「シェットランドツイードコレクション」と併用して選ぶことができます。以前同様カントリージャケットファンには最良のマテリアル。シェットランド諸島の伝統織物を現代に再現したコレクションは、ざっくりとした優しい風合いが特徴。1960-70年代のアーカイブからデザインをセレクトしたので、よりクラシカルな「シェットランドツイード」のカントリージャケットをご要望の方にはうってつけのコレクションです。洋服好きを唸らすオーセンティックなパターンの数々。きっとご満足いただけるツイードジャケットを仕立てられます。 |
「シェットランドツイード」に使用される羊毛は「スコットランドの北の海岸に点在するシェットランド島に住んでいる羊。シェットランド種の羊は、他の羊に比べて非常に強壮である。 寒風の吹きすさぶ北海の荒波にもまれるこの島の冬は特に冷たい。羊は農家の附近の丘に乾草を主食とし、海辺に打ちあげられた海藻を主食として棲んでいる羊。この光景、孤島が一面の雪景色である中に、海辺に打ちあげられた海藻を食べている羊のありさまをこの島に訪れた旅行者が見れば、思わず目を瞠るであろうと、あるスコットランドのシェットランドの案内書などに書かれてある。 「シェットランド羊毛」は、ツイードの中で一番繊度が極めて柔軟でありスポンジのようにアルパカににたふっくらとした風合いで肌に優しい。それは冬季の寒冷と湿度の高い気候といった気象の関係と、乾草や海藻を食料とする影響であろうと云われている。ころがこの羊を緑の牧草で飼育すると、その品質は直ちに失われて繊度の太い毛となり、いままで何回かスコットランド以外に移棲させようと試みられたが、いずれも失敗に終わっている。シェットランド羊毛の大部分はメリヤス製品に向けられていていて、極く僅かなものが「ツイードジャケット用」に使用されるのであるから、シェットランドの「ツイードジャケット」を持つということは非常に贅沢なこととされている。 この羊毛で織られたツイードは軽やかで、温かく、頗る柔軟であり、掴んだ場合の豊かな感触は何とも云えない。 「シェットランドツイード」は手織工場で今なお行われており200年以上も続いている。ふっくらとしたスポンジのような肌ざわりの「シェットランドツイード」でオーダージャケットを仕立てる。それは一番の贅沢な一着になる。 |
シェットランド諸島に生息し、細くしなやかな羊毛を携える。白やグレー、茶、茶がかったグレー、淡い黄褐色など様様な色があり、染色せず自然の色のまま用いられることが多い。殆どがツィードやフェアアイル柄のニットものなど、シェットランド島での需要に使われる。海岸で海藻を食べるヘルシーな羊。 |