1940年代のアーカイブブックからセレクトされた、古き良き時代を彷彿とさせるノスタルジックなヴィーンテージ風コレクション。時間と手間を掛け、多色の杢糸を使いメランジ調にして、色合いを深く織りあげました。醸造されてから、長年の間、大事に寝かせていたワインのような彩りの数々。当時すでに多くの普遍的なデザインが確立されていたことに驚かされ、ブラウン、ベージュ系が多数含まれているなどこれからの秋冬シーズンならではの彩りも豊かです。今回は特別にヴィンテージの織ネームも復刻されました。フォックスブラザーズ「ヴィンテージフォックス」でオリジナルのクラシカルなフランネルスーツを仕立ててみてはいかがでしょうか。 |
フランネルジャケットとしても最適です。 |
フランネルとは?
「フラノ」と呼ぶことも多い。トップ糸使いで霜降りの「グレー・フランネル」に象徴される、スーツの代表的素材です。平織りや綾織りをゆるく織って縮絨(しゅくじゅう)をかけて、片面が両面に起毛し、柔らかな薄手毛織物に仕上げます。弾力性があり保温性が高いです。このようなフランネル独特の柔らかく滑らかな仕上げを「フランネル仕上げ」といいます。本来は紡毛織物でありますが、日本では梳毛(そもう)が一般的です。「梳毛フラノ(ウーステッド・フランネル)」とも言います。似たような起毛ウールに「サキソニー」と「メルトン」がありますが、その中間的なイメージです。サキソニーは折り目がうっすら見えますが、フランネルは見えません。「メルトン」は薄毛で柔らかいです。フランネルは18世紀頃に英国のウェールズWALESで創織され、「ウェルッシュ・フランネル」と呼ばれ、婦人の肌着として用いられたのが始まりとされます。 |