当店自信作のニューオリジナルデザイン・オーバーコートの「カバートコート」から「ステンカラーコート」「トレンチコート」と通常の厚いオーバーコート地とは違うファブリックで仕立てるので、どういった生地が最適なのかとのお客様のご要望にお応えし、「キャバルリーツイル」「カバート」「ウィップコード」「ステープルツイル」「ダブルワープ」を集約したコレクションをご紹介。さまざまなマテリアルを使ってご自分だけの英国調漂う、オリジナリティー溢れる「都会的なトップコート」を仕立てることをお勧めします。 |
「ウィップコード」。ヴィンテージの趣薫る豊かな表情のファブリック、「ホイップコード」とも呼ばれ、コードのような太い急角度(約63度の右綾)の畝(うね)が特徴の、厚地のしっかりとしたマテリアル。「キャバルリーツイル(キャバリーツイル)」「ギャバジン」などよりも畝がはっきりしています。織り上がった畝が乗馬の「むち鞭wipcord」に似ていることからこの名があります。ご覧の通り太番手のやや霜降り調の色を好む方にうってつけです。英国製とは違い、色の発色も良く綺麗な「ステンカラーコート」や「トレンチコード」にうってつけ。張り・コシがありウェイトも340gなので耐久性豊か。丈夫で伸縮性がありますのでパンツの単品としても最適です。乗馬ズボンやゴルフパンツ等のアウトドア・スポーツに必須で抜群の耐久性。 |
名前通り「カバートコート」に最適なマテリアルには「カバートクロス」と呼ばれる中肉かやや地厚のメランジ調の綾織ウールか、それと似た質感のこちらも綾織の“キャバルリーツイル”もしくは“ホイップコード”が用いられる。色味はベージュ、またはグレージュの杢調や紺無地なども稀に見られるものの、緑系や茶系のメランジ調のものが圧倒的に多く、森の中で調和することを求められたこのコートの起源を端的に物語っている |
「ダブルワープ」はしなやかでふっくらとしたオーストラリアンメリノウールをツイル織りした“ベネシャン織り”。 サテンのような雰囲気を持った“重ね繻子織り”なので表面に綾が見えません。非常に光沢があり、なめらかな手ざわりが特徴。 縦糸に17ミクロンの梳毛糸を双糸(ダブルワープ)で織ることにより耐久性があります。主にドレープを好むスーツやブレザージャケットをご要望の方、もしくは「ステンカラーコート」「トレンチコート」で仕立てるのに最適です。ベネシャンの名前の由来は、イタリアのベニス(ベネチア)にちなんでいます。 |
「ドラッパーズ」のウール・コットンのTORICOTIN(トリコチン)。TORICOTIN(トリコチン)とは、英国で一般的な呼び名の「キャバルリーツイル」の同義語。「キャバルリーツイル」とは?「キャバリーツイル」とも言う。生地の表面の畝(うね)がはっきり立ったギャバジンに似た独特の綾織物です。生地の写真をご覧になってみるとわかりますが強い2本の細い畝で一本の綾目になっているので「二重畝ギャバジン」の名もあります。張り・コシがあり目付340gのミディアムウェイト。耐久性豊か、丈夫で伸縮性がありますのでパンツの単品やオーバーコート地としても最適です。乗馬ズボンやゴルフパンツ等のアウトドア・スポーツに必須な抜群の耐久性を備えています。名前の由来は第一次世界大戦時にこの生地で英国士官の乗馬用パンツを作ったことから「キャバルリー・ツイル(騎兵隊のツイル)と呼ばれるようになりました。丈夫でそして味のあるこのマテリアル。最近流行のヘヴィーウェイトでのファブリックの代表選手です。保温性も抜群なのでスーツやジャケットも良いけれど軽いステンカラーコートには最上のマテリアル。 |
「ステープルツイル」の「ステープル」とは?短い繊維のことを言います。通常生地の耐久性を高くするには長い梳毛糸を紡績し(紡ぐ)厚く織り上げるのが原則ですが、あまりにも重たくなりすぎる為、短い繊維を紡績し織り上げたファブリックです。その為、一番の耐久性抜群のマテリアル。少々目風の違った個性的な「トレンチコート」を仕立てるのでしたらお勧め。 |