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モデル別によるショルダーラインの違い。|オーダースーツ&ジャケット・シャツのテーラー渡辺

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モデル別によるショルダーラインの違い。
モデル別によるショルダーラインの違い。
初めてオーダーメイドのスーツをご注文される方によくありがちなのが、「スーツの生地サンプルを見てもなかなかどんなかたちに具体的になるか、よくわかりにくい」。とのご意見が数多くあります。
そういったご要望に応えるよう、一般的でよくありがちな抽象的なデザイン画ではなく皆様にデザインを解りやすいようにしっかりと当店の撮影した写真でオーダースーツをお見せいたします。
当店のデザイン・シルエットは雰囲気が解るように独自のテーマごとに分けてご紹介しております。
まずはショルダーラインのシルエットをお見せすることにいたします。
サヴィルロウショルダー サヴィルロウショルダー今回、初めてご紹介いたしますショウルダーライン。
こちらの名前は「サヴィルロウショルダー」。といいます。
昔、イギリス・ロンドンの職人が好んで仕立てた技術です。日本でもハンドメイドの仕立ての場合は、通常この仕立て方であり、非常に手間のかかる難しい技術。
肩先と袖を縫った後に、縫い目の間に添え綿を載せ、縫い目を片返しにする難しい技。そうすることにより、袖先がほんのりと盛り上り、とっても手間のかかりますが
おしゃれでノスタルジックであり、どのお店にもない
当店だけのオリジナルショルダーラインになりました。
ナチュラルショルダー ニューブリティッシュモデル・ナチュラルショルダー ニューブリティッシュモデルの肩はナチュラルショルダーです。ネックポイントから肩先に流れる、ごく自然なラインは、落ち着いた雰囲気をかもし出し、全体的に綺麗なラインを保ちます。肩が上がっている【怒り肩】の方や肩が下がっている【なで肩】の方、本来のオーダーメイドスーツにあるどんな体型の方のデザインにも対応できるよう「ファッション性と均一された着やすさ」を追求して作ったパターンです。多くのお客様にも高い評価を当店では受けている気品を持つ落ち着いたデザインです。
コンケープ・ロープドショルダー ネオブリティッシュモデル・コンケープ・ビルドアップロープドショルダー古きよき英国(グレート・ブリテイン)に回帰してクラシックなサヴィルロウ風をイメージしたデザインで肩先に向かい、しっかりとシェープされたコンケープショルダー。
そして肩先の抱き綿にロープが入っているかのように強調されているロープドショルダーがいかにも英国的。ハイウェストからシャープさを強調するかのように絞りを入れているのでソリッドでいかにも格好がよく、若い方のお客様には非常に高い評価をいただいております。ショルダーラインがあまり強調されているのがお嫌な方には【ナチュラルショルダー】にも変更が出来るように、配慮もされておりますので、問題なくご安心ください。
ネオブリティッシュ ナチュラルショルダー ネオブリティッシュ ナチュラルショルダーネオブリティッシュモデルで仕立てたいけれど
どうもショルダーがビルドアップしていてちょっと
個性的で、あまり好きでない方には、ネオブリティ
ッシュモデルでナチュラルショルダーでもお仕立て
できます。ネオブリティッシュモデルでのピーク衿
鋭く鋭角にとがった剣衿なのでシャープな印象を
持ち合わせておりますので、非常にご好評いただ
いております。バランスよく、デザインされており
ますのでどうぞお試しになってもいいようです。
ライト・ソフトショルダー イタリアン・クラシックモデル・ライト&ソフトショルダー時代に繁栄した、今最も旬なスーツテイスト。イタリア人の小粋でおしゃれな雰囲気を出すためにネックポイントから肩先にかけてやや丸く曲線を持ったショルダーラインを出す為に薄くソフトでとても柔らかなパットを採用。着るというよりも羽織るような着用感を目指しました。ややアダルトの雰囲気があるのでお若い方向きに対応できるように首のつけねから肩先線まで弓なりに湾曲している【コンケープ・ビルドアップロープドショルダー】にどちらも変更できるよう、自由さも兼ね備えております。

ナポリショルダー ナポリ・ライト・スィンショルダー美しい丸みと軽快感が表現された、シャツのような肩回りのとてもソフトな仕立てがこのジャケットの特徴です。
肩のパッドと裄綿を省き、軽い仕立てのナポリスーツで見られるように、肩の生地の下から袖付けしています。
ナポリショルダーは当店では夏のジャケット「エア・ジャケット」に仕立てることが多く見られますが、こちらのイタリア・ナポリ仕立てでも多く使われます。イタリア人の小粋な雰囲気が出て非常におしゃれな感覚になり、コアなファンにはとても喜んで仕立てる場合があります。
ナポリショルダー ナポリ・ライト・スィンショルダーこの肩はセンツァインテルの方式を取り入れているのが特徴です。センツァインテルノとは「中身がない」という意味。芯地や裏地そしてパットなど、内側の副素材を極限まで排除したセンツァインテルノ構造。袖にギャザーを入れることにより運動量が増して、着心地最良です。これこそがナポリショルダーの特徴でもあり、そしてもう一つの特徴マニカカミーチャ(別名・雨ふらし袖)。この雨降らし袖とは「アームホールの周囲より長く取った周囲の袖を手でたぐりよせながら、縫っていく独特の技法です。これによりある程度細めの袖巾や小さめのアームホールでも、肩から腕の可動可能範囲が広がるので、着ていて楽に感じることができます。見た目の美しさと着心地を両立させるための伝統的な技法で、当店の工場内でも数少ないベテランの職人でなければできない、まさにすばらしい限られた、職人技なのです。
ニュートラッド ドロップショルダー ドロップショルダーアメリカ東部地区のIVYリーグの学生・卒業生や歴代の大統領・著名な実業家も着用し続けている、ステータスをもった行動派が普遍にセレクトするデザイン。肩はご存知、ドロップショルダー。ドロップショルダーとはアメリカ人らしく、合理的に機能性を重視するため肩綿も極力入れずに、肩先を通常の肩線よりも腕側に落としたラインです。その為に非常に動きやすく楽に着こなすことが出来るデザインです。昔からかたくなにこのデザインがお好きな方には問題なく当店ではお仕立てできます。
スーツ
モデル別によるラペルの違い。
ナチュラルピークドカラー ナチュラル ピークドラペルテーラードにおいてピークラペルと言ったらこのナチュラルピークドラペル(剣衿)になります。ピークドラペルとはラペル(衿)の先が尖っていて、水平よりも上方に向いているもの。このピークドラペルは主にダブルのスーツがごく一般的ですが、最近のおしゃれな男性はシングルにおいてもこのラペルをビジネススーツのデザインとしても使うようになりました。
ネオ・ブリティッシュモデルによるピークド・ラペル ネオ・ブリティッシュモデル厳格な英国人らしく「ネオ・ブリティッシュモデル」は構築的な仕立てになっており、ピーク衿においても、しっかりと鋭角なピーク衿にしております。
そのことにより全体的にソリッドでシャープな印象に見えるようなデザインにいたしました。
イタリアン・クラシックモデルによるピークド・ラペル イタリアン・クラシックモデル粋でモダンなイタリアン・テイストを現代の日本人の体型に合わせた男性的な美しさが引き立つおしゃれなモデルなので、ピーク衿においてもブリティッシュモデルのようにピンを張らせるよりも横に柔らかく尖らせて、ソフトな雰囲気を持ったデザインにいたしました。
セミノッチドラペル セミノッチドラペル通常のノッチドラペルにちょっと趣を変えたいようでしたら「セミノッチドラペル」がお勧め。上衿と下衿の切り返しの部分から角度を少々上げることにより、ちょっぴり個性的なラペルになります。
セミピークドカラー セミピークドラペルビジネススーツにおいて、通常のノッチドラペルよりちょっと変わったおしゃれな衿がないかと考えた場合、ピークドラペルではちょっとインパクトが大きすぎる」。と悩んだ時にはこのセミピークドラペルがお薦め。通常の鋭角に尖ったピークよりもやや横に流れるような剣衿はなんとなく優しい印象になるデザインです。フォーマルでもビジネスでも両方使用できる、おしゃれなデザインです。
フィッシュマウス フィッシュマウス フィッシュマウス。すなわちその名のごとく襟先の形状が魚の口に似ているところからこの名称がある。この襟先にすることにより、美しく、柔らかで、優雅、そして優しい印象になる。以前、「フレンチファッション」というデザインがあり、そのディテールの一部として多く使われていた時期があった。上着のデザインにおいて、ジャケットにとって襟先は人間の鼻にあたる。鼻先が小さく、優しい印象の上着にしたいようだとお勧め。
ゴージラインの違い
スーツのデザインを決める上で重要な箇所に「ゴージライン」があります。ゴージラインとは上衿と下衿の縫い目の切り返し部分。角度の違いによって全く雰囲気が変わります。流行、お客様の好みによって変えることが大事。変えてしまったばかりに、かっこの良いスーツから一変し「おじさんくさくなる」場合もあるから大変リスクのある、非常にデリケートな部分でもあります。最近の傾向は、以前まで流行っていた肩線に平行になるほどの超ハイゴージから、角度もやや低くなりつつあります。「ニューブリティッシュモデル」に関しては角度は自由に変えられます。ご自分の好みによって角度を変えてみて、個性あるファッションを楽しむのも一考です。
ネオ・ブリティッシュモデル イタリアン・クラシックモデル
新宿西口をバックのスーツ
同じ生地で仕立ててもモデルの違いで随分と雰囲気が変わります。
ご覧のように、左側がラインが直線的で、芯もしっかりした、デザインも構築的な「ネオ・ブリティッシュモデル」でしかもラペルもシャープにとがったピークドラペルにおいて仕立てた1着。
右側がラインが柔らかなシルエットで、衿もベーシックにノッチドラペルにした「イタリアン・クラシックモデル」。ショルダー(肩)の部分をご覧になるとハッキリとデザインの違いがわかるはずです。
どちらも現代的で、おしゃれな一着です。
あとは、お客様の嗜好、体型に合わせて長年の経験を持つ私がアドバイスをして、お客様の大事な一着をお仕立ていたします。。
パンフレット
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