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ノーフォークジャケット/これこそが本格的なノーフォークジャケット。|オーダースーツ&ジャケット・シャツのテーラー渡辺

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ノーフォークジャケット これこそが本格的な不ノーフォークジャケット。
ノーフォークジャケット
私が縫ったノーフォークジャケットをホームページに載せましたとこと、評判がよくて数件の問い合わせや、ご注文をいただきました。ありがたいことですが、このジャケット、あまりにも本格的過ぎて、工場や職人に頼んでも「前例がない」だの「めんどくさい」とのことで断れてしまい、縫いなれているテーラーの職人である私が縫うことになりました。
今回のノーフォークジャケットのお客様全員、とってもいい方達ばかりで「時間をかけてもいいですよ」。と本当に待っていただいてありがたいこと。やっと1着出来ましたので載せました。さあ、この次のお客様のジャケットを縫うことにいたします。○○様、しっかり縫いますので少々お待ちくださいね。
英国式の狩猟スタイル、ノーフォークジャケット
ノーフォークジャケットにおいて、巷の洋服屋さんが背中にアクションプリーツ(ひだ)を施しているだけの上着を総称して「ノーフォークジャケット」だとお客様に勧めているようだが、それだけでは本来の「ノーフォークジャケット」とはいえない。
「ノーフォークジャケット」とは、1860年代にイギリスのスコットランド、ノーフォーク地方のノーフォーク公爵が狩猟用に着ていたジャケットが発祥とされている。このように「ノーフォークジャケット」の源流はスコットランドの森で狩猟用(HUNTING)に着られていただけに、ディテールやデザインにおいてもその独特の名残を残しているので、衣服の性格性がはっきりしている。馬に乗って獲物を生け捕りする鹿狩りやキツネ狩りの時に胸や背中に襞を入れウェストのまわりに、ベルトがついたクラシックなスポーツ・ジャケットが基本的な「ノーフォークジャケット」のデザインなのですが、それだけでは本来のノーフォークジャケットとはまだいえない。
それを今回【職人】の私がオーダーメイドで仕立てたノーフォークジャケットでご説明いたします。
ノーフォークジャケット ノーフォークジャケット
ノーフォークジャケット 片部分 【ショルダーベルト】
前身ごろから、肩、背中の裾まで太いベルトが
施されています。これは狩猟で獲得した、鳥や
ウサギをそのベルトに挟む役わりのもの。現在
ではディテールとして全部縫い込んでいる。

【レザー(皮)のバスケット・ボタン】
狩猟の時太陽光線を受けて光って
鳥に見つからないようにする為だった
名残のレザーボタン。高級感も増します
【フラップ付きパッチポケット】
狩猟の際に弾薬を入れるためのもの

【ウェストベルト】
ジャケットの上から獲物を下げる
為とコートのようなフィット感を
得るためのオールラウンド
ベルトをつけました
ノーフォークジャケット、アウトポケット蓋付き
ノーフォークジャケット タブカラー
ハンターはライフルを撃ちやすくするためにコートを着ません。その為に風除けのために襟を立たせてアジャストするスロートタブが付いている。反対側の衿の先には釦がつけられております。今回は釦ホール、衿穴(フラワーホール)全部を私がハンドで手かがりを施しております。その為、ハンドならではの立体感が出て、いい味わいになりました。
ノーフォークジャケット、タブカラーアクション・プリーツ
狩猟の時に背中を丸めやすくするための
運動量として襞(ひだ)がつけられている。
アクションプリーツ(襞)
柄は英国調でなければ迫力が出ないですよ。ガンクラブチェックとは。
どういうものか男物のジャケットの柄においては、英国風のクラシック・パターンが主流です。ことに、ツイードの柄物ジャケットになると、これは絶対に英国調でなければ迫力がなくなってしまうから不思議です。
その昔、英国紳士達がカントリーライフで愛用していたガンクラブ(英国ではコイガックといいます)もグレンチェックもオーバープレイドもウインドペーン(ウィンドペイン)も・・・。
これらの伝統的な柄物の原型は、すべて英国で生まれたものです。スコットランドには古くからタータンチェックと・ディストリクト・チェック(地方のチェック)が作られておりました。
タータン・チェックは身分とか家柄を表す意味合いを持っているので、お祭りとか公式な場所で着られることが多かったのですが、ディストリクト・チェックの方はツイードに織り込まれた柄物でプライベートな服装として着用されました。
ディストリクト・チェックは英国伝統のハンティングやゴルフなどのカントリースポーツ着として着用されていたものです。ことに王族や貴族などの上流階級に親しまれたこれらのスポーツは、海を渡ってアメリカにまで上陸していきました。ガンクラブもその一つです。アメリカの著名な紳士を会員とするアメリカン・ガン・クラブのユニフォームとして採用されたところから、その名前がつけられたそうですが、その原型は英国のディストリクト・チェックのコイガック(COIGACH)であったそうです。
ノーフォークジャケットを仕立てることになったきっかけ。
メンズクラブ ノーフォークジャケット メンズクラブ
2011年8月31日 ブログにて
「誰も知らない憧れのノーフォークジャケット」
4日前のことでしょうか。ホームページからのご依頼で
「コンタクト」からのメールで真ん中の写真と同時に、ノーフォークジャケットのご注文がありました。
その写真を見て、懐かしさを感じましたね。左の写真が約30年以上前、昭和49年発行の「アイビー特集号」の「メンズクラブ」です。私は結構昔の「メンズクラブ」をたくさん、大事に大事にとっております。「テイク・アイビー」「トラッド歳時記」他、いろいろとね。年がばれますが「トラッド」は私の高校、大学時代の青春そのものですから。そのなかの写真に載っていて当時、あこがれて自分も縫った経験のある【ノーフォークジャケット】です。巷のオーダーやさんでは背中のプリーツが付いているだけのジャケットがノーフォークジャケットと思われていますがそれは若干違っております。
【ノーフォークジャケット】とは英国ではその昔、ノーフォーク公爵が狩猟のときに着ていたところから【ノーフォークジャケット】といいますので、下の写真の通りウェストベルトや、前から後ろまで飾りベルトが付いていたり、チンウォーマーがついていたり、狩猟の弾丸が落ちないようにポケットに蓋とボタンが付いているのが本格的なノーフォークジャケット。
このジャケットの依頼を受けたのはいいですが、どこの工場や、どんな職人に頼んでも「こんなの前例がない」。だの「こんなめんどくさいのはやらない」。ということで、全員に断られてしまいました。
たぶんこのジャケットをデパートや、セレクトショップでオーダーとして頼んでもできないのでしょうね。
業界の友人達に聞いても誰も知らないのです。私も洋服屋の職人です。そんなことで、あこがれていて知っていた私が縫うことにしました。(でもこれ結構大変なのですが)
○○様、しっかりと縫いますのでお待ちくださいね。
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